銀魂とジョジョ
ダンケルク観ました。
今週末に書けたら書こうと思います。
本日は漫画原作の2作品です。
2本とも映画館で観たので、忘れないうちに書いておきます。
まずはこれ。
銀魂です。
漫画はたまに読むぐらいで、ほぼ予備知識無しで観ました。
監督は福田雄一さん。
勇者ヨシヒコ、変態仮面、などコメディーで有名な監督です。
この映画一言で言うと、
「原作を意識した福田作品」
漫画はあんまり知りませんが、映画銀魂は漫画の面白さをちゃんと取り入れているんだと思いました。
原作者の空知さんのコメントがもうおもしろいです。
映画の話に戻ります。
そもそも正直僕は福田作品が好きじゃありません。
初めて観た福田作品は「明鳥」という映画だったんですが、おもしろくない。
というより、福田監督の笑いがわからない。
映画銀魂でも福田節は炸裂していて、原作の面白さ(オマージュ等)なんかはおもしろいんですけど、基本そんなにおもしろくない。
でもこれは好みの問題だと思うんです。
福田監督は銀魂というメジャーな漫画を実写化したベテランですし、福田作品という福田流を築き上げてますから、好きな人は好きなんです。
実際に、映画館は公開してから結構経ってるのにほぼ満席、爆笑してる人も多かったです。
そんなおもろいけ?と思いながら観てました。
僕にはわからない、それだけです。
途中寝ちゃいそうになりました。
福田作品は毎回どこかで寝そうになっちゃうんです。
ただ豪華な俳優陣だけあって、キャラはみんな良かったですね。
特に橋本環奈さん。
こんな橋本環奈が見れるんだ。て驚きました。
そんな銀魂、公開30日で30億突破と大ヒット。
すごいですね、、、
僕は実写化映画は、監督の味を原作要素を邪魔せずどう実写化に落とし込むか、というのが結構大事だと思っていて、映画銀魂は見事に福田味を出せています。
少し映画の話題からそれますが、ここ数年おもしろい邦画のコメディ作品を観ていない気がします。
僕が好きなのは三谷幸喜さんぐらいですかねー。
日本のバラエティの笑いとか、僕は世界一おもしろいと思ってるんですけど、映画はだめだめですね。
世界に通用する日本のコメディ映画なんて僕には思い当たらない。
このままでは日本のコメディ界は福田監督の独壇場になってしまうので、もっとコメディ作品盛り上がって欲しいと思います。
これを機に福田作品を観たことない方は観てみてはいかがでしょうか?
好きな人は好きだと思います。
作品評価
2.3/5
2作品目はこれ。
ジョジョです。
監督は三池崇史さん。
殺し屋1、クローズZERO、最近だと無限の住人、などの作品があり、近年は実写化を多く手掛ける日本でかなり有名な監督です。
実写化が決まったと聞いた時、原作の大ファンである僕はすごい心配してました。
なにせ三池監督の前の実写映画、テラフォーマーズはかなりひどかったですから。
しかもジョジョ自体、その奇抜な世界観的にも実写化映画の中でもかなり難しいと思ってたんで。
おいおい、大丈夫か?と
で、観てみると、
素晴らしい。
三池さんやってくれました。
映画館で観ましたが、迫力満点。
まず舞台が良い。
スペインで撮影したらしいですが、それがすごいジョジョの世界観を表現していて、そんな違和感もなくばっちりはまってました。
心配していたスタンドもちゃんとしていて、安心しました。
後、俳優陣もやっぱり最高なんですよ。
もう漫画のキャラそのまんま。
みんなかっこいい。
特に虹村形兆がかっこいい。
この形兆のスタンド(バッド・カンパニー)もすごい迫力で大満足です。
弟役の新田真剣佑さんも良かったです。
ただ空条承太郎はちょっと違ったかなー(笑)
想像よりかなりひょろい。
ストーリーもうまくまとめていて、ラストも続きが気になる感じで終わっていて、ファンとしては文句がほとんどありません。
ジョジョ原作でもかなり好きなキャラ、吉良吉影編が楽しみです。
ジョジョが実写化すると聞いた時、どの部分をやるのかと思いましたが、4部を実写化したのも正解だったと思います。
4部以外は外国人ばっかりの話ですから、4部をやるのが妥当でしょうし。
レビューを見ていて、衣装がコスプレという感想がありましたが、あの奇抜な衣装がジョジョの世界観を表現していると思っています。
そんな映画ジョジョですが、大コケして大赤字だそうな。
たしかにジョジョファンじゃないとそんなに楽しめないのかもしれませんね。
結構設定がわかりにくい内容ですからファンでも無い限り、観に行かないのでしょう。
続編は果たしてできるんでしょうか、、、
あの奇抜なジョジョという漫画をうまく料理した今作。
ジョジョのファンの方には続編続投のためにも是非観て欲しいと思います。
作品評価
4/5
漫画ファンとして満足してるのでこの点数です。
ここ数年、ますます多くなっている実写化ですが、やっぱりかなりハードルがありますよね。
僕的に良かった実写化映画は、バグマン、デスノート、るろうに剣心、ぐらいでしょうか。
もう大概だめです。
東京グールの映画も観ましたが、ひどい。
ただ僕は実写化は悪いことでは無いと思っています。
やっぱりおもしろいなら観てみたいですしね。
またか、、、とは思いますが(笑)
漫画がヒットしてれば興行的にも製作側からすると安心要素だろうし、そりゃ作っちゃいますよね。
でもこんだけやっちゃうと、もう数年後には実写化できる映画は残らないし、楽しみなくなっちゃうよ、と思ってます。
今年はまだ鋼の錬金術師も公開予定ですし、まだまだ実写化映画ブームは続きそうですね。
また心配しながら観に行こうと思います。