バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ
本日はこれ。
みなさん知ってますよね。
あれです。
デロリアンのやつです。
タイムスリップのやつです。
最近久しぶりに見たのでこれにしました。
タイムトラベル映画として1番有名な映画でないでしょうか?
僕は小さい頃に金曜ロードショーかなんかで初めて観た気がします。
まずタイトルがよくできてますよね。
おしゃれ。
そうでもないか(笑)
この映画、結構勘違いしてる人がいますが、スピルバーグは監督じゃなくて製作総指揮で、監督はロバート・ゼメキスていうです。
フォレストガンプの人です。
この映画はSF映画の部類ですが、僕はサスペンス要素もかなり強いと思います。
過去に飛べば未来を変えてしまう恐れがあって、未来はどうなっているかわからない。
ドク博士も基本焦ってます。
未来が変わってまう!って。
タイムトラベルが如何に危険かをちゃんと描いてます。
2部は謎解きみたいな映画でもあって、サスペンス要素満載です。
小さい頃見ていた時、少し怖かった記憶があります。
このサスペンス要素とアイディアが結構この映画シリーズの肝だと思ってます。
今じゃCGは当たり前ですが、この映画はVFX(CG処理)ができる前なので、化学合成で特殊撮影を補ってます。
CGでリメイクしたら凄そうですよね。
ただ別にやる必要性は全く無いと思います(笑)
映画は3部作ですが、もともとシリーズ化の予定は無かったみたいですね。
1部の最後はマーティ達のタイムトラベルはこれからも続くみたいな感じで終わらしたらしいんですけど。
でも1部の終わりは続きが観たくなっちゃう終わり方ですよね。
デロリアンが空を飛びますが、1985年にこれを見ていた人はきっとわくわくしたと思います。
それに過去編見たら、未来編も見てみたいとそりゃ思います。
2部がまたダークなテイストで僕は好きなんですよ。
1部は全部オールオッケー的な感じなんですけど、2部は全然オッケーにならない上に、身の周りだけじゃなく、世界にまで影響が及びます。
やばさ規模がぐっと上がるんですよ。
バック・トゥ・ザ・フューチャーは2部が1番良いです。
2部の未来予想も少しおもしろいんですよ。
・約400万で車を空飛ぶ車に改造
ジョーズ何回やんねん(笑)
しかも息子便乗してるし。
未だに現役のスピルバーグはやっぱりすごいですよね。
2部は2015年が舞台ですが、空飛ぶ車などは実現しなかったものの、実際に実現したのもあります。
下記参照↓
ちなみに1.2部にでてくるビフ・タフネンは米大統領ドナルド・トランプから着想を得ているらしいんですよ。
悪い顔してますねー。
2部では27階建のカジノのオーナーとしてでてくるんですけど、この映画が公開された1989年の5年前にアトランティックシティーに完成したトランプ・プラザホテル(Trump Plaza Hotel)に驚くほど似ているんだとか。
ビフはカジノ経営者として成功を収めた「アメリカ一の富豪」で、世間を牛耳っているという設定なんですけど、映画では大統領選にこそ出馬してないけど、アメリカの英雄と呼ばれ、絶大な権力を持ったという点では言い当てたといっても過言じゃないかも。
2部はこのビフが大活躍してて、非常に素晴らしいキャラです。
2部の冒頭は1部のラストシーンなんですが、これは新たに取り直してます。
実際に彼女役は1部と違う人が演じてますから、そういうとこも気を付けて見るとおもしろいかも。
正直いわれても気付かない。
同じ役者が一つのシーンに登場する2部は当時の最新合成技術で補ってるみたいです。
今だと簡単ですが、当時は1980年代、大変ですね。
ただこの時代にこの映画を作った事に価値があります。
バック・トゥ・ザ・フューチャー、良いとこまだあります。
3部は置いといて、1.2部はテンポが良い。
ストーリーに無駄がないです。
もうぱっぱっぱっと展開していきます。
1部は116分ですが、あっという間です。
よくまとまってると思います。
あとタイムトラベルものは理論等が難しいですが、ドク博士が劇中でわかりやすく説明してくれるので納得です。
ちゃんと図を書いたり、模型を作ったりして説明してくれます。
ただ2部はちょっと複雑なんで難しいかもしれません。
1部のダンスパーティーの曲も良い。
"Johnny B Goode" - Chuck Berry
耳に残ります。
ちなみにあのシーン、よく見るとマーティは口パクです。
観ててなんか気持ち悪いなーと思って調べたら、Mark Campbellていう人が歌ってるそうです。
あと、マーティがパフォーマンスしているのを観て、指を怪我したボーカリストがChuck Berry本人に「ちょっと聞いてみろよ!」と電話越しに演奏を聞かせる場面があります。
マーティがタイムスリップした時代は1955年で、この曲が実際にリリースされたのが1958年。つまりこのマーティのパフォーマンスを聞いて影響を受けて出来た曲、ということになってるんですよ。
細かい遊び心ですよね。
文句もあります。
演出がわざとらしい。
音の使い方とか。
演技も芝居臭い。
オーバーリアクションというか。
でもバック・トゥ・ザ・フューチャーだから許されるんです(笑)
たぶんわざとなんです。
エンターテイメント映画ですから。
これは文句じゃなかったです(笑)
しいていうなら3部が1.2部と比べるとパワーダウンしてしまっていて残念です。
西部劇とオマージュがやりたかったんでしょうけど、うーん、、、
僕は好きじゃないです。
まあ別に観れるんですけど1.2部に比べるとなんか物足りなさを感じます。
正直にいうと退屈です。
しかし、自分が子供の頃によく見てた映画はちょっと別の感情が入って、採点となると難しいです(笑)
作品評価
1部 4.3/5
2部 4.5/5
3部 2.3/5
それにしても今から30年程前にこんな夢のある映画が作られたことはすごいですよね。
ちなみに1985年といえば日本ではファミコンのスーパーマリオが流行った年です。
ファミコンの時代にこの映画みたら絶対テンション上がりますよ。
今はCGが当たり前で夢みたいな話が多くなって、昔よりハードルは高くなってますが、こういうわくわくする映画をまたリアルタイムで味わいたいなーと思う日々でございます。
とりあえず観ておいて損はありませんので観てない方は是非。